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テリスの日記 Archive

新・探索34日目

新・探索34日目

テリスへ

お久し振りです。お元気ですか?
貴方がこの家を離れてから、もう随分と経ったような気がします。
皆、最初は貴方のことが心配で仕方なかったみたいだけれど、
手紙を見る限り、もう大丈夫そうね。
私も安心しました。

こちらの皆も元気です。
ウォルターおじさまもルーカスも、今まで通り仲良くやっているみたい。
最近は一緒に出かけることも多いみたいね。
そうそう、この間まで、ラヴィニアが貴方のことを気にしていたわ。
変な夢を見ているんじゃないかって。
ラヴィニアのことだから、きっと占いでもしたのでしょうけど
あまり気にしない方がいいかも知れないわね。

そうそう、今回手紙を送ったのはね、今日がバレンタインデーだからなの。
今年は美味しい抹茶のチョコレートケーキを作ったのよ。
せっかくだから、貴方にも食べさせてあげようと思って。
クリフォードさんもウォルターおじさまも、甘いものが好きではないし、
ルーカスだけにあげるものおかしいでしょう?
少し多めに作ったから、お友達と一緒に食べてくれると嬉しいな。

それでは。
つらくなったら、いつでも私たちのことを思い出してね。
貴方には、ちゃんと帰る場所があるのだから。

レティシアより

追伸
もしかして、貴方にもチョコレートをくれる人がいるのかしら?
そうだとしたらお邪魔だったかしら、ごめんなさいね。

聖夜のプレゼント交換会

みんなはサンタさんって知ってる?
いい子にしてたらね、クリスマスの夜に、プレゼントがもらえるんだって。
朝起きたらね、枕元にプレゼントが置いてあるんだって。
僕ももらえるかなーって思って、枕元に靴下を置いてみたの。
それでね、その横に、サンタさんへのプレゼントも用意したんだよ。
サンタさんのことがかいてある絵本なの。
僕、この本でサンタさんのことを知ったんだよ。
朝起きるのがとっても楽しみで、なかなか寝付けなかったんだよ。

いつの間にか朝だった。
眠い目をこすって、僕はすぐに靴下を見たんだよ。
そしたらね、中には何にも入ってなかったんだけど、
絵本の代わりにおっきなプレゼントが置いてあったんだ。
リボンをといて、綺麗な紙を開いて。
中から出てきたのは、とっても綺麗な赤いコート。
フードがついてて、すっごくあったかそうなコートなんだ。
早速着てみたんだけど、ちょっと動きづらいかもしれないね。

このプレゼント、やっぱりサンタさんがくれたんだよね。
僕が寒そうな格好してたからかな?

新・探索30日目

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新・探索26日目

新・探索26日目

僕たちは風の宝玉を手に入れた。
これを手にしていると、不思議な力が沸いてくるような気がする。
僕たちを守ってくれているような、そんな不思議な感覚。
それは優しい風の唄。
そしてそれは、僕に何かを教えようとしている。
心の奥底から何かが沸き上がってきて、僕はそれを必死で押し殺している。
これは、何?

あの変な夢は見なくなった。
もう一人の僕が、見知らぬ人たちと戦っている夢。
血のように赤い、悪夢。
でも僕には分かるんだ。
あの夢は、決して終わったわけではないということが。

テジマアが僕にくれた服。
それは夢を渡る殺人鬼の服。
彼は、何かを知っているのだろうか。

新・探索25日目

今日は槍のお姉さんと戦うことになったんだ。
風の噂では、このお姉さんが風の宝玉を持っているってことだったから。
そもそも僕がこの島に来たのは、この宝玉を手に入れるため。
つまり、このお姉さんとは、どうしても戦わなくてはいけないんだ。
このお姉さんは、ランス美っていう名前らしい。
何だかちょっとふざけた名前だよね。

ランス美のお姉さんは、風の宝玉を守っているだけあって、速い。
連続攻撃を的確に放ち、僕たちの攻撃を軽々と避ける。
とはいえ、僕も連続攻撃なら負けてないし、急所を狙うのだって得意なんだから。
何てったって、こっちは3人だしね。
シオンの調子が悪いみたいで、全然技とか使ってなかったけど、大丈夫だったのかな。
途中風の精霊さんを召喚されたから、僕も負けじと雑草さんを召喚してみた。
あまり役には立ってなかったけどね。
何はともあれ、ほとんど苦戦することもなく大勝利。
やっぱり僕たちって強いんだね。

もうちょっとこの辺りをうろうろしたら、遺跡の外に出ようと思う。
いい材料を集めて、装備を強化するんだ。
それに、僕の暗器枠が欲しいっていう人もたくさんいるみたいだしね。
何だかこういうのって嬉しいな。
そしたらその後、もう一度地下2階を探索するの。
まだあんまり訪れている人もいないみたいだし。
その分、交流が減っちゃって、すごく寂しいんだけどね。

新・探索17日目

遺跡の外では、リアラたちとの練習試合が待っていた。
ずっと一緒に戦ってみたいって思ってたから、すごく楽しみにしてたんだ。
勝っても負けても恨みっこなしの真剣勝負。
僕たちはそれぞれ武器を手にした。

向こうはリアラとレアスお兄ちゃんが前、ジンが後ろ。
リアラは変な顔のラクダを連れていた。
前は鳥さんを連れていなかったっけ。

戦いが始まって、まず最初に倒れたのはそのラクダだった。
僕たちの連続攻撃が効いたのだろう。
これで勝負は3対3と思ったら、いつの間にか、後ろにいるファーガスが倒れていた。
どうやら、これが相手の作戦だったみたい。
僕の技も読まれていたみたいで、うっかり反撃も食らってしまったんだ。

でも、僕たちは諦めなかった。
レアスお兄ちゃんとリアラには、ほとんど体力が残っていなかった。
僕たちが追い討ちをかけると、2人はあっという間に倒れてしまったから。
しかも、ちょっと、ジンの様子がおかしかったんだよ。
シオンを見て、何だか顔を赤らめていたみたい。
その隙を逃す僕じゃない。
あっという間にジンを追い詰めたんだ。

そして、結果は僕たちの勝ち。
僕もシオンも最後まで立っていられたんだよ。
思いっきり戦えて、すごく楽しかった。
また機会があったら再戦したいな。

夢・探索20日目

夢が、終わる。

この世界が、終わる。

私は何処へ行く?

分からない。

そう、このまま。

私はここに存在していたいというのか。

夢・探索19日目

私は、彼らのことを生涯忘れることはないだろう。
生涯と言うのもおかしいか。
私は既に、生きていると言っていいものか、悩んでしまうものだから。

テリス、お前は幸せそうだ。
いつも笑顔で、何一つ疑うことなく、この世に存在している。
その純粋無垢な心は、私という記憶を全て亡くしたからなのだろうか。

この夢が覚め、このマナを維持することができたなら。
私はテリスの元に姿を現そう。
一つになるか、消えるのか、それはまだ、分からない。
私という記憶を全て取り戻した時、お前はお前でいられるのか。
それとも、シリルに全てを委ねるのか。

夢・探索15日目

領主をかばい、自らを血に染めた馬鹿な男。
何故、このような、見ず知らずの男をかばう?
ラヴィニアが連れてきたのは、2人だけだと思っていたのに。
まさか、魔法の及ばぬ処に、もう1人潜んでいようとは。

男の放った飛具が、私の頬を掠めた。
その一瞬の痛み、久し振りに感じるこの感覚に、私は意識を囚われてしまったようだ。
部屋に張っていた呪は解け、ラヴィニアたちは自由になってしまった。
「お前、ウォーリスとか言ったな」
男は私に話しかけてきた。
「子供に親を殺させるだって?そんな馬鹿なこと、させるわけにはいかねぇ!」
男は再び飛具を構え、私を睨みつける。
脇腹から流れる血など、お構い無しに。
「貴方に私は倒せないでしょう」
私は自らの首筋に、ピタリとナイフを当てた。
「私はいつでもこの子、シリルを殺すことができるんですよ」
そう、だから、ラヴィニアたちは下手に動けないのだ。
私が、シリルを殺してはマズイから、と。
「さぁ、そこをお退きなさい。私は、領主を生かしておくわけにはいかないのですよ」
私はナイフを持ったまま、男の方に近づいていく。
「くっ...!」
早くそこを退くのだ。
お前に、領主をかばう義理などないのだから。

あと少し、あと少しだったのだ。
私がこのナイフを突きつければ、それで復讐は終わるはずだったのだ。

突然、領主の姿が見えなくなった。
私はシリルの身体から弾き出されていたのだ。
シリルの身体は、聖なる結界に包まれている。
「ルーカス、よく時間を稼いでくれましたね」
そう、これは神の力!
この中に、僧侶はいなかったはずなのに!
「残念でしたね、ウォーリス」
金髪碧眼の騎士。
ただの騎士だと思っていたが、まさかコイツは...聖騎士!?
「茶番劇は終わりにしましょう、永遠に」
そして騎士は、その剣を振り下ろす。
私の存在は、ここで再び消える。
だが、シリルとともに育った子供。
私がいなくなれば、当然シリルも消える。

この日、死霊術士ウォーリスは消えた。
シリルという、哀れな少年の心とともに......。

夢・探索13日目

自分を拒んだ父親。
最愛の母を殺した父親。
それを目の前にして、どうしてお前はそんな顔をする?
「貴方が、父上なのですか?」
やめろ。
それは、父上などと名乗れる男ではないのだ。
「ずっと、お会いしたいと思っておりました」
馬鹿な。
どうして......?

父上と呼ばれた男は、思わず目を潤ませた。
ずっと拒んできた息子。
幽閉して以降、一度も顔を見たことのない息子。
こんなに大きくなって。
こんなに立派に育って。
日の光も浴びず、父の愛を知らず、暗闇の中で育った息子。
その息子が、自分のことを父上だと呼んでいる。
それは、どのような顔をすればいいのか分からなかった。

そう、領主は困惑している。
こうなれば、私自らの手で、葬り去ってくれよう。
私は再び、シリルの身体を奪った。
領主は微動だにしなかった。
他の奴等は、私の魔法陣によって動きを封じられている。
私は未だ手に持っていたナイフを握り、思い切り振りかざした。

久し振りに嗅ぐ血の臭い。
しかし、それは私が狙った男のものではなかった。
そう、私の計画は、悉く邪魔されていったのだ。

新・探索13日目

今日は、たまたま遺跡で知り合った人たちと練習試合をしたんだけど、ちょっと、恐かった。
戦いには慣れているんだけど、何ていうか、背筋がぞっとしたんだ。

レドさんっていうおっきいおじちゃん。
何ていうか、ずっとファーガスを見てるの。
見てるだけなら普通なんだろうけど、うーん、何か、変なの。

戦闘が始まったら、みんなファーガスばっかり狙ってくるんだ。
きっと打ち合わせしてたんだね。
あっという間にお兄ちゃんは倒れちゃった。
その後、シオンも、召喚したジャグラーさんも倒れちゃって、僕、ひとり。
僕も頑張って抵抗したんだけど......駄目だったみたい。
気がついたら戦闘は終わってた。
それにしても、何だったんだろう、この恐い感じ。
ファーガス、大丈夫かな。

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